カウンセリングを受けたいと思ったとき、多くの方が悩まれるのは、「どのカウンセラーを選べばよいのか」ということではないでしょうか。

まず、資格です。
カウンセラーを選ぶうえで、最初の目安となるのは資格です。カウンセラーに関する資格の中で、最も信頼性が高いのは臨床心理士です。臨床心理士は、心理系大学院で修士課程を修了して受験資格を得たうえで、資格試験に合格しなければなりません。取得には最低3年間を要し、専門的な教育と訓練を経てはじめて得られる資格であるため、カウンセラーを選ぶ際の重要な基準となります。また、公認心理師という資格もあります。臨床心理士ほど要件は厳格ではありませんが、国家資格であることから、一つの安心材料になるでしょう。カウンセラーを選ぶ際には、臨床心理士と公認心理師の両方の資格を有しているかどうかを、一つの基準とするのがよいでしょう。

次に、相性です。
多くの研究において、カウンセリングの効果には、カウンセラーとの相性や関係性が大きく関わることが示されています。相性は、実際に会って話してみなければ分からないものですが、実際に話してみることで、比較的早い段階ではっきり感じられることもあります。当室には6名のカウンセラーが在籍しておりますので、ご自身に合うカウンセラーと出会っていただければと思っております。

そして、合わないと感じたときには、遠慮なく別のカウンセラーを試すことが大切です。
美術館でどの絵に心を動かされるかが人それぞれであるように、どのカウンセラーに安心感や信頼感を抱くかも、人によって異なります。もし初回のカウンセリングでしっくりこなかった場合には、どうか遠慮なさらず、2回目は別のカウンセラーを試してみてください。

ご自身にとって話しやすく、安心して思いを伝えられるカウンセラーと出会うことが、よいカウンセリングの第一歩だと考えております。